平成26年度の競輪売上高は「6,159億円」
ピーク時のバブル期売上高1兆9,553億円と比べるとかなり下火になっている感は否めないですが、大体6,000億円規模といったところでしょうか。
また、パチンコが約25兆円、競馬が約3兆円、競艇が約1兆円と比べるとちょっと見劣りする規模となります。
そのため、競輪の管轄は経済産業省ですが、経済産業省の大臣はそこまで格が無いのにも影響してくると言われています。結局その大臣になればどんだけお金を動かせるかが「力」となるからです。
肝心の運営側の取り分(粗利)はいくら?
競輪の控除率は25%なので、粗利額は1,539億円(6,159億円×25%)となります。
この額はいわゆる「利権」となり、一部実際に選手配当や設備費などに使われ、後は天下り先へと流れていきます。
親玉の(財)JKAは、売上高の約1.9%を交付金として受け取り、実際運営には関わっておらずほぼすべて利益。赤字とは無縁です。
平成26年度だと117億円(6,159億円×1.9%)。これがほぼ人件費にいくといった流れです。