ボートレース(競艇)の売上規模
バブル崩壊後ずっと減少傾向だったのが、2010年度から上昇傾向となり、2014年度の売上は前年比5%増加の9,953億円!
大体1兆円規模といったところでしょうか。
ちなみに、バブル期全盛期の売上高は1991年度の2兆2,137億円。バブル期のギャンブル売上規模はどのギャンブルもすごいです。
ボートレース(競艇)の粗利益額
上の金額はすべて総売上高です。
実際運営側の取り分である売上総利益(粗利益)の額は、ボートレースの場合控除率が25%なので、2014年度は2,488億円(9,953×25%)ということになります。
そして、その控除率25%の内訳がこちら。
- 75%:舟券的中者へ(払戻金) ※還元率
- 2.7%:(公財)日本財団へ(海事関連事業及び公益事業への補助事業等に活用)
- 1.0%:地方公共団体金融機構へ(地方公共団体への貸付の金利引き下げに充当)
- 1.3%:(一般)日本モーターボート競技会へ(競争の競技に関する事務委託費として)
- 残り約20%:開催経費および施工者の収益
売上額の2.7%は、必ず日本財団に流れます。天引きなので損は食いません。
また、2.7%というと小さく聞こえますのが、2014年度の売上は9,953億円なので、約268億円(9,953億円×2.7%)もの大金が流れていることになります。
さらに、20%の経費の中にも独占企業が複数あるため、実際粗利益の半分以上が天下り先に流れていると考えていいでしょう。