オートレースの売上規模
この表直近の平成25年度売上高は約688億円。
競馬が約3兆円、競艇が約1兆円、競輪が約6,000億円なので競技ギャンブルの中では最下位です。
平成25年度の運営側の取り分は?
オートレースの控除率(テラ銭)は30%なので、平成25年度の運営側の取り分は約206億円(688×30%)になります。
ちなみに、オートレースの控除率は平成24年6月に25%から30%に引き上げ改正がされています。
もし、改正前の控除率25%だったら、運営側の取り分は172億円(688×25%)だったはず。206億円と比べ34億円も車券購入者に還元されていたのに。。。
ね?たった5%といっても売上金額が大きいので無視できません。
また、注目なのが売上額自体は下がっていますが、利用者は増えています。
これは、1人当たりの車券購入額が減っているって意味なのですが、
つまり、本気で勝利を狙っている人(大きく賭ける人)が減り、オートレース自体を楽しんでいる人(少額で賭けている人)が増えていることだと思います。
ギャンブルというよりは、レジャーよりになっていると思います。
「オートレースで50万勝つ!」から「レジャーや観光としてオートレース見てみよう!」に変わっているのかもしれません。
ある意味ユーザーも賢くなっているのかもしれません。
- 公営ギャンブルは、還元率が低いためそもそも勝ちにくい。
- 公営ギャンブルは、税金的要素が極めて高い。
とりわけ売上高の低いオートレースの車券購入者は、楽しむために賭けを利用するというスタンスの人が多いのかもしれませんね。
( 図参照元:経済産業省HP )