宝くじの管轄庁は「総務省」
宝くじの管轄は「総務省」です。
(参照:http://www.takarakuji-official.jp/about/structure.html)
平成21年度の売上金額の流れを追ってみます
- 売上金額:9,875億円
- 当選金額:4,503億円(還元率:45.6%)
- 運営側利益(テラ銭):5,372億円(ここのお金の流れを見ていきます)
(参照:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/takarakuji/index.html)
運営側利益(テラ銭):5,372億円の内訳
- 発売等の事務委託:1,428億円
- 個別事業:3,354億円
- 一般市町村分:564億円
- 共同事業:26億円
- 合計:5,372億円
(参照:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/takarakuji/index.html)
発売等の事務委託:1,428億円の動き
みずほ銀行が一旦受託しているけど、外注か再委託しているんですね。
そしてこの外注先や再委託先は、天下り先で独占業務としてやっているので、卸価格が相当に高い。そして利益は人件費にという流れ。頭良いですよね(^^;
(参照:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/takarakuji/index.html)
個別事業:3,354億円、一般市町村分:564億円、共同事業:26億円の中身不透明だが・・・
結局この図でも【(財)→財団法人→特殊法人→天下り先】というのが垣間見え、収益金の行きつく先は想像がつくことになります。個別事業が特に怪しいですが、もう全て怪しいです(汗
また、このお金が公共事業に使われるため慈善事業・建設会社と政治家との癒着が後を絶たない構造になっていると言えます。
こんだけ不透明な場合、どうしても「不正」を感じてしまいます。政府・政治への信頼がないからですかね。若者はもっと政府に対してどんどん期待していかないことと思います。
このように、宝くじも総務省の利権が複雑に絡んでおり、管理団体や関連団体などの人件費確保のため、還元率は低めになるということです。